**メッセージあります**
  むうさま・・・・・・ユウキさま
  パンドラの箱さま・・レイコさま
  をりさま ・・・・・篁 あまねさま


ル・クルーゼのお鍋♪

大好きです。ル・クルーゼ。
重たいんだけど、かわいいし、熱伝導率がいいからおいしくできる。

そんな、ル・クルーゼには苦い思い出が・・

あれは、彼(←詮索マン)と付き合い出して、初めてのお正月を迎えようとしていた年末のこと。

彼の家にお気に入りのル・クルーゼちゃんを持っていっていた私。
まだ、買ったばっかりで、うきうき。
何つくろっかなー♪

彼は当時自炊をしていなかった。食事は全て外食。
ということは、炊飯器がないのだ。
そういえば、このお鍋、ご飯もふっくら炊けるって書いてたなー。
説明書のとおり、やってみた。
ダメだった。
部分的に芯が残ってる・・・

「どうしよう?」
「しょうがないでしょ」

え?捨てるの?食べれるよ。
と、思ったが、彼には通用しない。

「俺はまずいものは食べたくないんだ」

「はい・・・」

流しで、お鍋を洗いながら、涙が出た。

がんばったのに。
ちょっとくらい硬くても、食べれるじゃん・・

泣いていたら、追い打ちをかけるように怒鳴り出した。

「そんなぐちゃぐちゃ言うんだったら、帰れ!」

「・・・・・」

頭にきた!まじで!
くっそーーー。帰るよ、ああ、帰るさ!

今まで彼の部屋に置いていた荷物を片っ端からかばんに詰めた。
もちろん、愛しのル・クルーゼちゃんも。
かばんに入らなかったから、紙袋に入れた。
 
飛び出した。泣きながら。
近くの大型スーパーまで、キャリーバックとお鍋の入った紙袋をもって歩いた。
ヤツから携帯もかかってこない。

フン!もういいのか!

スーパーに着いてから、どうしようか考えた。
もうイイ。タクシーで駅まで行って、特急で帰る!!

タクシー乗り場まで行こうとスーパー内を歩いている時、破れた。

ル・クルーゼちゃんをいれていた紙袋が!!

確かに重いの。あのお鍋。

周りから視線を感じる。
キャーーー。恥ずかしい。

とりあえず、お鍋を抱きかかえ、タクシーへ。

「すいません。ガムテープとかないですか?」
「え?」
「いやー、破れちゃったんですよー。ここ」

結局、破れた紙袋はそのままに、乗り込んだ。

携帯が鳴る。
今さら遅い。

しつこく鳴る。
やかましい。もう遅いのー。

「ごめん。俺が悪かった。帰って来て」
「もうタクシー乗ってる。帰るから」
「ごめん。ほんとに謝るから帰って来て」

帰りました。クソーと思いながら。
謝ったら許してあげないとね。

タクシーの運転手さんに「けんかですか?」と話しかけられた。
その後、マンションに着くまで、運転手さんの話が続いた。

「いやー。やっぱり男が謝らないと、ダメですよねー。うちもかみさん出ていって帰ってこなくなってねー。気が付いたら、カード会社から請求だけバンバン来てるんですよ。ひどいでしょ。だから、実家まで謝りに行きましたわ」

はぁー。そうですかー。ご苦労なことで。

マンションの前で彼が待っていた。
バツの悪そうな顔で。
荷物を持ってもらい、私はル・クルーゼちゃんを抱きかかえて部屋に帰った。

ぎゅーーーっと抱きしめられ、「ごめんな」

その後は、激しいセックスで仲直り。

次の日、お鍋を見たら、傷が付いていた。
たぶんスーパーで紙袋が破けた時だ。
蓋が、コロコロと転がって行った時だ!!

ショック。

でも今となっては、笑える思い出。

今日は何つくろうかなーー。

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